【体験談】共働きでも幼稚園に通わせたい!フルタイム勤務で保育園から幼稚園へ転園

一般的に共働き家庭の子どもは保育園に通う場合がほとんどです。しかし、共働きだからと言って保育園だけが選択肢ではありません。

筆者がフルタイム勤務の時、子どもは保育園を利用していましたが、3歳の時に保育園から幼稚園に転園しました。筆者が幼稚園に通っていたため、同じような教育を子どもに受けさせたかったからです。

この記事では、実際に保育園から幼稚園に転園して気づいた点や注意点をご紹介します。

あおの

共働きでも幼稚園に通わせてみたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。

目次

預かり保育を利用して幼稚園に通う

フルタイムでも幼稚園に通えたのは、幼稚園の預かり保育を利用したからです。預かり保育とは、幼稚園や認定こども園が保育時間以外で子どもを預かることを指します。ここでは、預かり保育の現状や費用について解説します。

預かり保育の現状

では、預かり保育はどれくらいの幼稚園が実施しているのでしょうか。

文部科学省の調査によると、幼稚園で預かり保育を実施している割合は87.8%です。さらに、7割の幼稚園で17時以降も預かり保育を実施しています。[1]

筆者の子どもが通う幼稚園では、約6割の園児が預かり保育を利用しています。17時までのお迎えがほとんどで、17時を超えると利用している子どもは1クラス5〜6名程度です。幼稚園で預かり保育を利用している家庭は意外に多く、子ども達は寂しい思いをせずに過ごせています。

預かり保育の費用

2019年幼児教育・保育の無償化により、預かり保育の保育料は上限ありで無償化の対象となりました。[2]

預かり保育が無償化の対象となるためには、「保育の必要性の認定」を受けなければなりません。認定を受けるために必要な就労など要件は、お住まいの地域の自治体で確認してみてください。

上限ありで無償化の対象とは、具体的にどれくらいの自己負担額になるのでしょうか。具体例をあげて計算してみましょう。

預かり保育料が無償化された後の自己負担額の計算方法は以下です。

預かり保育料の自己負担額=幼稚園の預かり保育料(a)-無償化される預かり保育料(b)

例えば、1ヶ月に預かり保育を20日間利用した場合

(a)仮に月額12,000円とする (各幼稚園により金額は異なります)

(b)の求め方

  保育利用日数×450円=20日×450円=9,000円(c)

 (a)と(c)を比較し、少ない額が月額11,300まで無償化となるため、

 (b)は9,000円となります。

よって預かり保育料の自己負担額は12,000円-9,000円=3,000円となります。

幼稚園の預かり保育料すべてが無償化になるわけではありません

月額の利用料は幼稚園の場合、預かり保育の利用日数に応じて変動します。一方、保育園は預かり保育料を追加で支払わないため、月額の利用料は変動せずにほぼ一定です。

筆者の場合、預かり保育を利用した幼稚園の月額利用料が保育園と比較して数千円高くなりました。しかし、教育面や子どもの成長において多くのメリットを感じています。

保育園から幼稚園に転園してみて


幼稚園に転園してみて感じたメリットとデメリットについて、体験をもとに紹介します。

3つのメリット

教育面が充実している

筆者の子どもが通う幼稚園では、通常保育の後に園内で習い事が受けられます。さらに通常保育内では、テキストを使った文字の書き方、外部講師による英語の授業、ピアニカなど、学習面の教育を積極的に行っています。小学校入学前の準備として十分だと感じました。

生活リズムが整う

筆者の子どもが通う幼稚園は、預かり保育を利用しても年中からお昼寝はなしになりました。そのため、日中にしっかりと遊び、夜は早めに寝てくれるようになりました。幼稚園から徐々にお昼寝のない習慣を身につけられるため、小学校の生活リズムにも合わせやすくなります。

仕事をやめても同じ幼稚園に通える

保育園を利用する場合は、仕事をやめると「保育の必要なし」となり退園しなければなりません。幼稚園の場合は仕事をやめても退園せず同じ幼稚園に通えます。筆者の場合、第二子出産時に仕事を続けるかどうか迷った時期があったため、仕事をやめても同じ幼稚園に通える安心感がありました。

2つのデメリット

親子行事が多い

幼稚園は親子で参加する行事が学期ごとにあり、仕事の調整が必要です。さらに、土曜の行事がある場合は月曜日の代休もあるので、仕事や預かり保育の調整が必要になりました。一方、保育園は仕事をしている人が前提の行事設定であり、保護者参加の行事は年に2-3回程度でした。幼稚園に転園した際は行事の多さに驚くかもしれません。

入園時に別途費用がかかる

幼稚園は入園金、制服代が別途必要になります。しかし、制服は一度購入すれば毎日使うものであり、私服を購入する頻度は減りました。

幼稚園に転園する際に注意するポイント

転園する際は、幼稚園に預かり保育の内容を確認しておくことをおすすめします。

  • 代休、土曜に預かり保育は利用可能か
  • 長期休みの預かり保育の内容、金額(給食の有無、お盆休みやお正月休みの期間など)

幼稚園は親子行事が多いため、保育園に比べて仕事を休む機会が増えます。仕事に影響なく幼稚園に通えるかどうか、事前に検討しておきましょう。

共働きでも幼稚園に通える

預かり保育が充実していると、幼稚園に通いながら働くことは可能です。幼稚園に通う方が保育園に通うより保育料もかかり、仕事の時間調節は必要です。しかし、それ以上に多くのメリットもあったため幼稚園に通わせて良かったと感じています。

幼稚園の募集は秋頃から始まるところもあります。気になっている幼稚園があれば募集要項など、早めに確認しておきましょう。

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